2017年12月3日、TBS所属の吉田明世アナウンサーが、自身のツイッターとインスタグラムで第1子を妊娠していることを発表した。
同日には、担当番組『サンデー・ジャポン』生放送に出演していたが体調不良のため途中退席していた。
吉田明世アナの妊娠発表までの経緯
『サンデー・ジャポン』AM10:30頃、埼京線での集団痴漢のニュースVTRの後、画面がスタジオに戻ると吉田アナの姿が消えており、司会の爆笑問題・田中裕二が「ちょっと吉田アナなんですが、先ほど体調がまたあれだったので、ちょっと退席しましたけど」と報告。続けて相方である太田光が「大事には至っていません」「大丈夫です」と説明し、番組を続けた。
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— 吉田明世(TBSアナウンサー) (@akiyo_tbs) 2017年12月3日
その後、吉田アナは、ツイッターとインスタグラムで「まずこの度は、私の体調不良により、連日お騒がせをしてしまい、大変申し訳ございません。一社会人として体調管理が行き届いておらず、深く反省しております。そして、この場をお借りして皆さまに報告がございます。現在、お腹のなかに新しい命を授かっております。」と、現在第1子を妊娠していることを発表。
続けて「まだ安定期に入る前の不安定な時期ということもあり、すぐにご説明できなかったこと、ご理解いただけましたら幸いです。」と説明し、今後も無理はせず仕事は続けていくと報告。体調を心配する視聴者から安堵と祝福の声が殺到している。
今回は2度目の『サンデー・ジャポン』途中退席だった
吉田アナは、約1ヶ月前の10月29日にも同番組放送中に貧血を起こしてしまい途中退席していた。
吉田アナは、ラーメン店のニュースをアナウンスしていた際、途中からろれつが回らず話せない状態になり「すみません」と体調不良を訴えていたところで画面が切り変わりニュースVTRに突入。その後、VTRあけに田中が「吉田さんは大丈夫です。ちょっと気分が悪くなっちゃって退席しましたけど、いま休んでいますので西川さん(レギュラー出演している女医の西川史子)がちゃんと見てくれましたから」と途中退席したと説明した。
TBS広報部は「生放送中に貧血が起こり、その後、休養させました」とコメントを発表。吉田アナはタクシーで病院に向かい、診察を受け帰宅したという。
翌30日の朝のワイド番組『ビビット』では、MCの国分太一から「吉田さん大丈夫?体調」と尋ねられると「すいませんでした。昨日はお騒がせしてしまいまして、1日休みましてしっかり回復しました。すみませんでした。ご心配をおかけしました」と報告した。
同日には、TBSラジオ『たまむすび』にも出演。ここでは「ビビットもこの番組のスタッフも「休みなよ」と言ってくれたけど昨日1日中寝て回復しました。」と報告。当時の状況については、「ちょっと頭が痛いなと思ってるうちに、目が見えなくなっていた。次のVTR振りをしてから田中さんに台本を渡して裏にはけようと思っていたら目の前が砂嵐になって意識を失いました。気づいたら西川先生が優しく抱きしめてくれて診察をしてくれました。太田さんも何度も見に来てくれて、救急車を呼ぶよう心配してくれました。もしかしたら、どこかで疲れが溜まっていたのかもしれません」と説明した。
安東弘樹アナが謝罪
アナウンス部次長。愛称は「アンディ」。車好きとしても知られる。
同放送回には、直属の上司にあたる安東弘樹アナも出演しており、吉田アナが倒れたことについて「吉田を体調不良に追い込んだ直属の上司の安東でございます。申し訳ない!」と、謝罪している。吉田アナは「安東さん、昨日からずっと謝り続けて・・・安東さんは悪くないのに本当に申し訳なさそうにさせてしまって」と恐縮した。
安東アナは「勤務表承認っていうのがあるんですけど、これだけ働いてるっていうのを承認するんですけど、ちょっとため息出ちゃいました。長いんですよ、残業が多いんですよ、吉田さんの」と彼女に仕事が集中している現状を明かした。
安東アナによると、「各制作班から吉田アナへの発注を数多く受けている。」と説明。吉田アナは安東アナからの仕事を振られる際には、「こういう仕事来たよ。でも体調のこともあるから無理しないで。受けなくてもいいよ」と、労われていると明かし、今回の件も「自分で自分を追い詰めただけなので、安東さんは全く悪くないです」と述べている。
そんな吉田アナに安東アナは「本当に頑張るんですよ、この子」と賞賛していた。
また、同日には自身のインスタグラムも更新し、プルーンの写真を添えて「昨日からお騒がせをしてごめんなさい。ご心配とご迷惑をおかけしてしまい、心から反省しています。体調管理も大事な仕事のひとつ。仕事中に倒れてしまうことが何より一番迷惑がかかると痛感しました。たくさん寝て、プルーンも食べて貧血防止です。今日もビビットとたまむすびありがとうございました。」とファンに報告した。
勤務状況を見直し、『ビビット』「週5」から「週3」出演に
吉田アナは、現在TBSのエースとして平日朝のワイド番組『ビビット』、日曜日『サンデー・ジャポン』、TBSラジオ『たまむすび』の曜日担当レギュラーなど多数の生放送番組を担当。このハードワークについてTBSの労務管理に懸念の声も挙がっていた。
11月20日のTBSラジオ『たまむすび』では、吉田アナは「勤務表を見直して、上司と相談し、番組と相談し、決めました」と、『ビビット』の出演数をこれまでの平日5日間から水曜、木曜、金曜の週3回に減らしたと報告。4年半の間、夏休みと正月以外は毎日、朝の番組に出演し続けた吉田アナは「よくやったなって自分でも思う」と語った。
共演者のカンニング竹山からは「ちゃんと『たまむすび』で言っておかないと、ネットニュースにTBSが働かせすぎだから、と書かれるぞ」と、言われると吉田アナは、「そういうわけじゃない」とした上で、きちんと体調管理していくと話した。
2016年に結婚した夫とも、「一緒のタイミングで寝るってこともほぼなかった」と明かし、途中退席した日には、仕事の話などをしながら同じタイミングで就寝したと明かした。
11月29日に開かれたTBSテレビ定例記者会見の場で武田信二社長は「遅きに失した感はあるが、現場に改善を要請している」と話し、「働き方改革は進めており、徐々に成果は出ている。ご指摘のように一部の人気アナに仕事が集中する傾向はあるが、それを是正すべく動いています」と述べている。
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