2021年4月23日放送のテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉かりそめ天国2時間SP』では、同月2日に電撃結婚を発表したお笑い芸人・有吉弘行とフリーアナウンサーの夏目三久アナが夫婦初共演。番組レギュラーのマツコ・デラックスを交えたトークの中で、夏目アナは今秋で芸能界を引退する予定であることを明かした。
(画像)夏目三久アナが芸能界引退を発表!テレ朝マツコ&有吉怒り新党
2人の結婚にちなんで、マツコはウエディングドレス姿で登場。「これくらいのことするしかない」「大変だったんだから、1日でこれ用意するの」「あんたがこれを着てくるのよ。本当は」などと毒を吐きながら2人を祝福。
これに有吉は「精一杯ふざけていただいてありがとうございます」と感謝していた。
今回は、夏目アナが2016年3月まで出演してい同番組の前身番組である『マツコ&有吉怒り新党』が一夜限りの復活。
5年ぶりに3人が集結し、夏目アナは「このような場を設けていただき、ありがとうございます」と頭を下げ、マツコは「今から思うと、あれね…。感慨深いなと思って。感慨深い収録だよね」としみじみと語った。
続いて、マツコに「お伝えすることがあるんじゃないの?」と促されると、
有吉は「新婚さんいらっしゃいみたいになっちゃって」と照れつつ、「この度、結婚いたしました」と改めて結婚を報告。夏目アナと2人で頭を下げた。
次に、有吉はマツコに「すみません。報告も遅れてしまい」と謝罪。
結婚発表当日となった4月2日は、同番組の収録日だったという。マツコは「なんで言ってくれなかったんだろう」と悲しげに語り、「まあまあまあ、シャイボーイじゃん」と有吉を理解しながらも「でも言ってほしかった」と吐露。
これに対し、有吉は「マツコさんから漏れるはずもない、と思って、何回も楽屋の前、通ったんですけど…、いっつも談笑してらっしゃって。人払いすると怪しまれるし…」と何度も収録前後に報告しようとしたが、常に楽屋にスタッフがいたため、言い出せなかったことを告白。「すみません、報告も遅れてしまいました…」と苦笑いしながら謝罪していた。
有吉はマツコに報告ができなかったことを後悔しながらも「怒ってたら小せえなと思うしかない」と語った。
続いて、マツコから「どうやって呼び合ってんのよ?」と聞かれると、有吉は「まあ、別にそんな…」と照れる有吉にマツコは「いやいや有吉さんとは言わないでしょ?なんて言ってるのよ」と追撃。
そして、「いや、そりゃ普通ですよ」となかなか答えない有吉に対して、マツコが「三久?」と聞くと「まあ、そうですね」と答えた。
続いて、マツコが「夏目ちゃんは?」と聞くと、夏目アナは「私も下の名前(ひろいき)で…」と照れながら明かした。
マツコからの質問攻めに、有吉は「井上公造さんですか?」と芸能リポーターの名前を挙げてボケ、マツコは「せめて駒井さんにして!」と返した。
特に変わった呼び方をしていないことに対して、マツコは「そうよね。アンタたちは、そういうことしないわよね」と納得していた。
夏目アナが芸能界引退を発表
次に、マツコが「夏目ちゃんこれからどうするの?仕事とかさ」と今後の予定を聞くと、
夏目アナは「2人で相談をしまして…」と切り出し、有吉が「(夏目アナは)秋で全部、仕事を辞めようかなと思います。全部」と続け、夏目アナも「この仕事から離れようかなと思っています」と今秋で芸能界を引退する意向を明かした。
驚きの告白にマツコは「えー!?大丈夫?我慢できるタイプ?」と聞いたが、夏目アナは「はい」と真剣な表情で答えた。
次に有吉は「まあ、ほら、なんかみんなの話を聞くと離婚の理由って、すれ違いか価値観の違いじゃない?ダブル違いでしょ。価値観の方は、まあ無理だとしても、すれ違いだけ潰しておくか、みたいな」と理由を説明。スタジオからは「おぉ」という歓声が沸いた。
そして、「まあ、今まで頑張ってきましたし、これからはゆっくりと…」と夏目アナを気遣った。
続いて、マツコから「想像できる?全く仕事しなくなる自分って」と聞かれると、夏目アナは「そんなに想像できていないですけど、ちょっとゆっくりさせていただいて。表に出る仕事の緊張感や重責は少しはわかっているつもりなので微力ながら少し安らげる場所を作れればいいのかなって思ってます」と答えた。
そして、マツコが「9月まで夏目ちゃんを楽しまないとね」と話すと、夏目アナは「残り少ないので1日1日、誠実にお仕事をしていければと思っています。引き続き、よろしくお願いします」と語った。
次にマツコは「夏目とも久しぶりだし、どうなっちゃうんだろうと思ってたのよ。意外と普通だったね。この空間が」と話し、有吉が「大丈夫でしたか?」と聞くと「すっと戻った」と感慨深げ。
「3人はいい関係だったんだよね」と、しみじみと語るマツコに、有吉は「10月までこのスタイルで行ってもいいですけど」と仰天告白をした。
これに、マツコが「本当に?」と驚いていたが「いやいやいや、泣いてるよ」と指をさすと、
そこには、現在番組アシスタントを務める久保田直子アナウンサー(39)が花束を手に肩を震わせながら待機していた。
そして、夏目アナ(36)に花束を贈呈。顔を上げると久保田アナは涙目になっていた。
これに2人は「どうしたの?」「あら、やだ、何の涙?」と白々しく聞くと、久保田アナは「10月って言うから!」と怒りをあらわにした。
そして、マツコから「夏目とは初めて?」と聞かれると「初めましてです」と答えた。しかし、夏目アナは「実は、学生時代に、久保田さんにアナウンススクールで教えていただいたんです。講師をやっていただいていて」と意外な縁を告白。
これにマツコはすかさず「ちょっと待って、そんなにベテランなの?」とツッコみ爆笑していた。
夏目アナは、「二つとか三つかと思うんですけれども、本当にその時から変わらず、ガハハという笑顔で。本当に裏表のない方だなと思ってずーっと思ってました」と久保田アナの印象を話した。
驚いた様子の久保田アナは「本当ですか?立派になられてぇ」としみじみ。「おめでとうございます」と改めて祝福した。
そして、花束を受け取った夏目アナは「このような機会をつくっていただいて、ありがとうございました。『怒り新党』を青山(愛)さんにやっていただいて、久保田さんに『かりそめ天国』をやっていただいて、10年も続いているので私もこうやって戻ってくる場所がありまして本当にうれしいです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
最後にマツコは「夏目ちゃんで、青山は国連職員でしょ?久保田どおする?」と、からかうと久保田アナは、笑顔で「しがみつきます」と答えていた。
後日報道によると世帯平均視聴率は、16・3%、瞬間最高視聴率は20・3%の高数字を記録したという。