2020年3月27日放送の日本テレビ系『アナザースカイII』では、局アナとしては初となる水卜麻美(みうらあさみ)アナウンサーがゲストで出演。
2年前に1人旅したというイギリスを再訪し、大ファンという「ビートルズ」のゆかりの地であるリバプールを巡った。
アナザースカイIIで水卜麻美アナがビートルズゆかりの地を再訪
番組では、水卜アナのイギリス再訪に密着。
リバプールはビートルズの故郷で、街中に銅像やモニュメントがある。
2年前にも宿泊したという「ハードデイズナイトホテル」。このホテルは2008年にオープンし、ホテル全体がビートルズのギャラリーになっている。
客室にもビートルズの写真が飾ってあり、前回と同じ部屋ではないかと水卜アナは急いで前回撮った写真と見比べでいたが、違う部屋だったようだ。
ドアノブの「入らないでください・掃除をしてください」という意味のプレートが「Let It Be・I need you」とビートルズの曲名にちなんだものになっている。
カクテルの名前もビートルズの曲名になっており、水卜アナは「THE YELLOW SUBMARINE」を注文していた。
スタジオトークでは、MCの今田耕司から「1人旅」について聞かれると、「1人旅をするっていうのは、私苦手でそもそも。会社を休むのも好きじゃなくて、仕事が好きだったので」と切り出した。
続けて「スッキリに行った最初の年に、加藤(浩次)さんに『水卜ちゃんは1週間休んで忘れられるような仕事をしているわけじゃないよ』って言われて」と振り返り、それまでは、1週間番組を休むと「みんな忘れちゃうし、いなくていいよなって思われちゃう、寂しいなって思っていた」というが、「1週間いないくらいで忘れられるような仕事をしないように頑張らなきゃいけないし、だったらその1週間で得難い経験をしてきたほうが、その後もっと成長できるよ」とアドバイスを受けたという。
水卜アナは、「本当に、人生変えてくれました」と感謝していたが、今田は「しっかりしたこと言うな、加藤」と感心したものの「整備不良の車に乗っていたヤツとは思われへん、若いとき」と暴露しスタジオを沸かせた。
ビートルズを好きになった理由は「元々は父が好きで、車の中でも家でもずっとビートルズの曲がかかっていた。物心ついた時から刷り込みのように頭の中にはあったんですよね」と説明。
父親については「娘とすごく喋るみたいなタイプじゃない、自由な人。けれども、大人になってから一緒にポール・マッカートニーのライブに行って、その後に妹も交えて飲みに行って、何十年ぶりだと思うんですけど……。一緒にカラオケに行って、肩組んで『ヘイ・ジュード』を歌いました」と明かした。
ここで、MCの広瀬アリスが「お父様はどんな方だったんですか?」と聞くと、水卜アナは「娘を溺愛するタイプではなく普通にフラットな感じ」と答え、続けて広瀬が「今の活躍見て何ておっしゃってるんですか?」と尋ねると、
水卜アナは「そんなに『すごいね』とかは全然言わないんですけど、父が定年の時に職場に遊びに行ったら、職場の方から『いつも娘さんの番組のさんの話をしてたよ』」と伝えられたというエピソードを明かすと広瀬は、思わず号泣。
今田から「何かが響いたようです」とフォローされていた。広瀬は「私もお父さんと思春期から距離が離れていたので、感情移入しちゃって…」と泣いた理由を明かした。
水卜アナがアナウンサーに興味を持ったのは小学生の時で、毎朝情報番組で観ていたアナウンサーを見て「笑顔が素敵で知的で感じが良い、こういう人になりたい」と思ったのがきっかけと回顧。
小学校の卒業アルバムにもアナウンサーになりたいと書いていた。
アナウンサー試験では日テレの前に3つ落ちており、日テレの最終試験の直前にビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」を聴き、「よし大丈夫!大丈夫」と自分を鼓舞したと振り返った。
そして、2010年に念願のアナウンサーとなり、2013年からは5年連続で好きな女性アナウンサーランキング1位に輝き殿堂入りを果たした。
日本テレビの看板アナウンサーとなり、2014年からは6年連続で「24時間テレビ」の総合司会を担当しているほか、2017年からは4年連続で理想の上司ランキングの女性部門で1位に輝いている。
さらに、昨年の24時間テレビでは前人未到の総合司会を務めながらチャリティーランナーとして激走。
21世紀最強の女性アナウンサーと評されている。
夜は、モダンブリティッシュ「The Yard Robin Gill」で食事。
食リポの極意は「ウソはつかない」ことだという。
イノシシ肉などを食べたが、この日一番の笑顔はバターを食べた時だった。
一方で、「この10年で『スッキリ』に行った最初の1年が一番しんどかったですね」と語った。「笑うことや、楽しい番組が大好きだった」という水卜アナは、世の中にある嫌なニュースに対して「改めて向き合うと辛すぎた」「気持ちがなえてしまった」と明かした。
『スッキリ』への異動も「やりがいを持って行ったが、嫌なこと悲しいことを、お昼まで引きずってしまった」という。
どう立ち直ったのか聞かれると、「『ヒルナンデス!』は“笑って今日を楽しく生きよう”、『スッキリ』は“悲しいこともある。けど頑張って立ち直って今日を楽しく生きよう”という意味では方向は一緒なんだと自分の中で納得できた」と述べ、切り替えができるようになったと話した。
ジョン・レノンが学生時代に通っていたというパブでは、彼が好んで飲んでいたという黒ビールの果実酒割りを注文。店内には名曲「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」が流れており、水卜アナは「結婚式を挙げるかどうかまったく決めてないですけど…なんとなくこれで会場を出たい!(笑)」と笑顔。
結婚の予定について聞かれると「もし何かいい出会いがあればするかもしれないし、しないかもしれないし」と答えていたものの、「(結婚式で)流したい曲のプランだけある。全部ビートルズの曲で構成した何かをやりたい」と明かした。