2021年2月24日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に、元TBSの田中みな実アナウンサーが初出演。昨年発売され60万部を売り上げた写真集『Sincerely yours…』の感想などを語った。
(画像)田中みな実アナがテレ朝『徹子の部屋』に初出演
田中アナは、白いニットワンピースを中心にしたモノトーンのコーディネートで登場。この日の衣装について「白と黒でちょっとパンダっぽく…フフフフ」とほほ笑み、日本パンダ保護協会名誉会長である徹子は「恐れ入ります。そうですか、かわいい。すごくお似合い」と褒めていた。
田中アナは7年前、27歳でTBSを退社。局アナ時代は「ぶりっ子」と呼ばれ、嫌いな女子アナランキングで1位になったこともあった。
徹子から「ぶりっ子という風に言われてしまったでしょ?初めの頃」と振られると、田中アナは頷き、「局アナの頃にぶりっ子というので認知してもらえたという感じです」と答えた。特に、同性からは反感を買ったと思うといい「良くも悪くもそれで“田中みな実”という人間を知ってもらえて、ぶりっ子という時代も私にとっては必要だったなと思っています」と冷静に分析した。
また、「憂鬱になったりはしなかったの?」と聞かれると、「当時、爆笑問題さんと一緒にレギュラーをやらせてもらっていたのですけど、すごく面白がってくれて。ぶりっ子って嫌われてることも、嫌いなアナウンサーランキングみたいなもので1位になるのも、番組も、爆笑問題さんも、出演者のみなさんも面白がってくれたので救われました」と感謝していた。
2019年には初の写真集を発売し、60万部を超える大ヒットを記録。女性の購入者も多く、一躍「憧れの存在」になった。
また、同局のテレビドラマ『M愛すべき人がいて』で、嫉妬深い眼帯秘書役を熱演したことでも話題になったことが紹介されると、
田中アナは、右目を手で隠して「許さなーーーーーーい」を再現。徹子から「それは怖いわね。ご自分でやろうと考えたの?」と聞かれた田中は「怖いです」と笑顔になりつつ「鈴木おさむさんの脚本で『許さなーーーーーーい』の伸ばし棒が2、3行にわたって続ていてどのぐらい伸ばせばいいんだろうと現場でやってみたら、採用していただいて。そのまま本番でした」と明かした。
徹子も「みんな怖いって言ってくれたでしょ?お顔がかわいいから余計怖いと思う」と返事をすると、田中アナも「言ってくれました」と笑顔を浮かべた。
田中アナは、父親は銀行員で子供の頃は海外で育った。
海外で育った田中アナは、日本の文化で驚いたことについて「学校に時計をつけていってはいけないこと」をあげた。アナウンサーになることについて父親からは「アナウンサーには一握りにしかなれないから他の選択肢も考えておきなさい」などと言われたという。アナウンサーになった際には一言喋ると注意、指導されるという感じだったと話した。
続けて、写真集の話題に。徹子が「私も拝見しましたけど」と告げると、田中アナは「ありがとうございます」と頭を下げ、発売前に売れ行きを心配した田中アナを家族が「大丈夫。家族で売るから!」と励まし、友人や同僚、親戚への販促を行ったエピソードを披露した。
そして、徹子から「あの写真集はなぜ支持されたんだと思います?」と聞かれると、田中アナは、「被写体どうこう関係なく、本当にいいものだからだと思います」とキッパリと語った。
これに徹子が「ほぅ…」と感心すると、田中アナは「私のことを好きでも嫌いでも、写真がとにかく美しくて素晴らしくて、年相応のアラみたいなものもきちんと描かれている」と熱く語り、自身の身長が153cmであることも、日本人女性の平均的な体格に近いことから「憧れと言うよりは身近な存在。『自分もこうなれる』っていう一番近いところにいる存在だからかなと思います」と分析した。
エンディングでは「海外に住んでいた時に『窓際のトットちゃん』(黒柳徹子の著書)を愛読書にしていました。日本語が不慣れながらも読んでいました。言わなきゃと思って」と告白。
大学時代に翻訳のゼミに入っていたという田中アナは、「いつか『窓際のトットちゃん』を翻訳したいなと思っているので、翻訳することができたら、ぜひ目を通してください」とアピール。
最後に「こんな歴史的な番組にでることができて、一生の思い出になります」と話すと、徹子も「フフフ。またお会いしましょう」と喜んでいた。